一期一曾
2007.07.07 日蓮宗の修行
世界三大荒行とは、インドのヨガ・天台宗の廻峰行・そして、日蓮宗大荒行。厳しい修行を行うことにより、日蓮宗の御祈祷を行うことができます。日蓮宗の祈祷は行者の一心の修行により、本仏の大慈大悲の仏力が働いて、妙法の経力が活動し、法華経読誦、唱題の力は修行者の信力をいよいよ深め、ついに念力をも生ずることになるのです。大本山 正中山法華経寺 大荒行堂 大荒行は、毎年十一月一日から翌年二月十日までの寒壱百日間、千葉県・大本山正中山法華経寺にて行われます。大荒行には全国から沢山の僧侶が集まり、寒壱百日間に及ぶ修行は大荒行の名に恥じない厳しいものです。日蓮宗の僧侶なら誰でも良いわけではなく、修法規程にのっとった僧侶のみが対象となります。修法について口伝を相承し、祈祷法の伝授を受けるため、たいへん厳しい苦修練行を行います。 荒行僧の一日は、早朝二時に起床し朝三時一番の水から午後十一時まで一日七回、寒水に身を清める「水行」と「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」があり朝夕二回、梅干し一個の白粥の食事の生活が続きます。大荒行堂での生活は、まさに次の言葉の通りです。
寒水自粥凡骨将死 (カンスイビャクジュクボンコツショウシ)
理懺事悔聖胎自生 (リザンジゲショウタイジショウ)
冷たい水を浴び、お粥を食べ、死ぬほどの厳しい修行を通じて罪を悔い改め、心から反省するならば、生まれ変わったように尊い身となる二月十日の成満の日は、入行時に閉ざされた瑞門が、壱百日ぶりに開かれ、全国から集まった出迎えの大勢の檀信徒が早朝より修行僧の出行を待ち受けます。続いて祖師堂で「大荒行成満会」が行われ、再び檀信徒のもとで修行の成果が実践されます。
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中山法華経寺 (なかやまほけきょうじ)
中山法華経寺は、日蓮が松葉ヶ谷(まつばがやつ)で焼き討ちに遭い、難を逃れた際、若宮の領主・富木常忍(日常聖人)と中山の領主・太田乗明が避難先を提供したことから生まれた霊跡で、大本山の格式を持つ。(小林)
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