一期一曾
2009.01.26 ほんのひと声
向こう三軒両隣という言葉は、今はあまり使われなくなりました。
町の中も、世代交代が進むと住む町も変わることもあり、同じ土地に長く住み続ける人が減ってきているのでしょう。
昔ながらの、お隣さんとのお付き合いが少なくなってきております。
ましてや少子化で、お子さんが女の子一人という家庭では、将来お嫁さんになってどちらかのご家庭に嫁ぐいでしまえば、その土地から離れてしまうのも致し方ありません。
新しい人々で構成された町は、昔みたいな家族間の交流も薄れて、なかなか「向こう三軒両隣」という関係が構築されにくいのかと思われます。
隣に住んでいる人の家族構成なんか知らない人も多いのではないでしょうか?
朝の挨拶もあまり交わさずに、共働きの家庭では昼間は留守になり、夜は顔を合わすタイミングすら難しくなっているのではないのでしょうか?
人の住む町なのだから、人らしく生活を送れたらようのになぁ~と思うことがあります。
遠い親戚よりも近くの他人という言葉もあります。
いざという時に、協力をいただけるのはお隣さんではないでしょうか?
一戸建てのご家庭の方も、マンション住まいの方も、お隣さんとはなるべく交流がもてることが理想なのかもしれません。
高齢化がすすみ、お年寄りの一人暮らしの方が沢山おります。
現実の悲しい出来事に、一人暮らしのお年寄りが部屋の中で倒れていても、発見が遅れて亡くなってしまうことがあります。
更に、亡くなっていても何ヶ月も、周囲の人々も気がつかないでいるなんてことも、しばしば新聞の記事に載っております。そんな記事を読むと、寂しいです。悲しいです。悔しいです。
人は、時に他人との関わりを持つと災いの元だとか、面倒くさいとか、厄介だとか、考えがちです。
しかし、お互いが気使いをしながらお付き合いをすれば、災いも、面倒も、厄介事も起こらないのです。
どこかの町で、標語に「ひと声運動」なんていうのがありましたが、お隣さん、ご近所さんへ勇気を出して「ひと声」かけてみましょうよ。
そして、寂しくて話し相手を探している人生の大先輩のお年寄りを、力のある人たちが助けていきましょうよ。
今あるこの世の中は、今のお年寄りが若い頃にしっかりと築き上げたからこそこうしてあるのですから、それを忘れないでいきましょうよ。
私も、今年一年はそんな気持ちで送りたいと考えております。(憲)
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